ウィリアム・ギブスンのSFは、なぜ予想される未来ではなく「現在」を描きだしているのか(後篇)

Creative Hack,Novel,SF,The New Yorker

SFの権威ウィリアム・ギブスンのストーリーは、未来ではなく「現在」を常に照らし出す。そこにあるのはまったくの未知なるものではない──突如として目立ち始めることになるような特別なものだ。「サイバースペース」という言葉を世に送り出した『ニューロマンサー』から新作『Agency(未邦訳)』まで数々の作品をたどりながら、そのクリエイションの源を探るロングロード後篇をお届けする。