【分析】拡大する私募REIT市場、三井住友トラスト基礎研とトラスト未来フォーラム(市場分析レポート・ディレクトリ)

日経不動産マーケット情報

2010年11月に初銘柄の運用が開始された私募REIT(オープンエンド型私募ファンド)は、機関投資家の投資対象として注目が高まっている。2019年12月時点で31銘柄、資産規模は3兆3578億円まで拡大した。私募REITを長期投資の観点から評価する際、重要な視点として「ESG(環境・社会・ガバナンス)」と「投資口の価格変動リスク」の二つがある。私募REITへの投資を判断する際、投資家は投資パフォーマンスの良否だけではなく運用会社の投資理念・投資方針にESGを取り込んでいるか否かなど、ESGへの取り組みの姿勢や内容まで評価している。投資口の価格変動リスクについては、私募REITは運用が開始されてから現在まで市場の悪化局面を経験しておらず、市場悪化が私募REITのパフォーマンスにとのような影響を与えるかは未知数だ。